計測方法と飛行方法について
空中測量を行う方法として、以下の方法があります。
・UAV写真測量
・UAVレーザ測量
・航空レーザ測量
上記のうち、弊社ではUAV写真測量とUAVレーザ測量を取り扱っております。この二つについて、まずは計測方法を説明いたします。
計測方法
UAV写真測量
UAV写真測量とは、UAV(ドローン)に取り付けたカメラで連続した写真を空中から撮影し、写真を重ね合わせることで平面図が取得できる手法です。全体像を平面的にとらえることが得意です。
写真測量のイメージ図
UAV空中レーザ測量
UAV空中レーザ測量とは、UAV(ドローン)に搭載されたレーザを、飛行中地上に向けて照射し、その跳ね返りで得られる三次元座標の点群データとして解析していきます。樹木や草木の葉をレーザが透過するため、地表の状態をとらえることが得意です。
空中レーザ測量のイメージ図
飛行方法
ドローンの飛行方法は5つあります。
・水平面飛行
・フォロー飛行
・傾斜面飛行
・傾斜飛行
・立面飛行
それぞれについて説明いたします。
水平面飛行
水平面飛行とは、一定の高度を飛行する方法です。ドローンにおける高度とは、地表面からの距離を指します。この飛行方法は、平らな土地、傾斜の少ない道路や用水路などの計測に向いています。空中測量の中では最もスタンダードな飛行方法です。
水平面飛行のイメージ図
フォロー飛行
フォロー飛行とは、上記の水平面飛行を行った際に、高度差によって誤差が生じやすくなるため、その誤差の是正(フォロー)のために行う飛行です。地表面からの距離を一定に保ちながら計測を行っていきます。下記の傾斜面飛行と同じ方法です。
フォロー飛行のイメージ図
傾斜面飛行
傾斜面飛行とは、地表から一定の高度を保ちながら傾斜面に沿って飛行する方法です。傾斜面の構造物(法枠工など)、山道、傾斜地の果樹園などの計測に向いています。
傾斜面飛行のイメージ図
傾斜飛行
ある構造物に対してレーザの入射角が90°・45°・-45°に加え5方向から計測を行う飛行方法です。
傾斜飛行のイメージ図
《計測する構造物の正面から見た場合》
《計測する構造物の上空(平面)から見た場合》
立面飛行
立面飛行とは、垂直に立っている構造物から一定の距離を保った状態で、構造物に沿って飛行する方法です。L型擁壁や建築物などの計測に向いています。
立面飛行のイメージ図
ドローンの飛行は完全自動飛行
大前提として、飛行は完全自動飛行です。ソフトを用いて、飛行経路や飛行条件を設定し飛行します。一度飛行した経路や条件は設定を保存できるため、何度でも同じコースを飛行可能です。
よって、
◎工事着工前・完了後の変化・比較ができます
◎定期観測ができるため、経年経過観察にも用いることができます
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